top of page

フルーティーな香り「オレンジフラワー」

更新日:2024年11月27日

オレンジフラワー


学名:Citrus aurantium

英名:Orange flowers, Neroli flowers

科名:ミカン科

使用部位:花部、果皮(オレンジピール)

原産地:インド、中国


オレンジフラワーにまつわる話

 オレンジフラワーは開花前のオレンジの花のつぼみを乾燥させたもので、風味の良い香りとわずかな苦みを持ちます。新鮮なオレンジフラワーを蒸留して得た精油はネロリと呼ばれ、アロマテラピーや天然香料の分野で重要な位置を占めています。ネロリは17世紀イタリアで「ネーロラの公妃」と呼ばれていたマリー・アンヌが愛用していたために名付けられたといわれています。また蒸留の際に生成する芳香蒸留水は化粧品原料としても用いられます。オレンジの花と葉はいずれも苦味フラボノイド配糖体のネオヘスぺリジンやナリンギンなどを含みますが、その含有量は葉よりも花の方が圧倒的に多いため、フラボノイド成分を摂取するには葉よりも花を用いることが大切です。


作用

・鎮静・緩和

適応

・神経衰弱・不安・不眠・消化器系の機能の不調


オレンジフラワーの使用方法

【ハーブティーとして】

 オレンジフラワーのハーブティーは大人か子供か問わずに神経トニックとして心因性の不眠などに使用されます。

1、オレンジフラワーをティースプーン山盛り1~2杯をポットに入れ、熱湯を注ぐ。

2、蓋をして五分間抽出する。

3、カップに移して飲用する(特に就寝前などにとると効果がある)


オレンジフラワーは同じく甘い芳香で不安や緊張を静め、心身の緊張を和らげるリンデンとのブレンドが有名です。


【アロマとして】

 ネロリの香りはデリケートになった心を癒して穏やかにし、日々の充実感を高めるようにサポートしてくれます。官能性を高める働きがあり、疲労や精神的な落ち込みによって性欲が減退しているような場合におすすめです。神経をリラックスさせる香りの代表格で、精神的なストレスが原因の不眠、動悸、高血圧を和らげます。

 エッセンシャルオイルを用いて、アロマバスや芳香浴をすると体温も高まり、質の良い睡眠を促してくれます。


抽出法

水蒸気蒸留法


作用

・抗うつ作用・抗感染作用・抗菌作用・収れん作用・消化促進作用・静脈強壮作用・鎮静作用


Comments


bottom of page