11月1日 ホテルニューオータニ東京にて行われた"think GLOBAL think HONG KONG"に参加してきた。香港貿易発局のビンセント・ HS・ロー会長や行政長官 キャリー・ラム。日本勢は、日清食品の安藤宏基 社長や三菱UFJの三毛 頭取 など錚々たるメンバーが講演を行った。アジアのみならず世界経済の成長を牽引するほどの金融・商業都市の香港。2019年も日本企業にとって、海外進出として魅力的な場所となるのだろうか。
香港ビジネスにおいての課題と解決手順
魅力的な市場とはわかっていても進出できない理由として、(1) 香港市場の知識がない (2) 資金や人材の不足 (3) 関税・輸入許可の貿易障害 のような障壁がある事が挙げられる。
(1) 市場開拓の知識がない場合
日本香港協会が開催しているセミナーに参加するのが合理的である。入会を勧められたとしても法人会員で年間1万円程なので有益な情報が迅速・簡便に入手できる事を考えれば非常に安価である。
日本香港協会HP(http://www.jhks.gr.jp)
(2) 資金・人材が欠如している場合
銀行融資や新規雇用はオススメは出来ない。
香港ではビジネスの規模が大きく、スピードがとても早いので、ついていく事が困難となるからだ。香港市場へ投入する前に経営基盤や財務状況をを鑑みて慎重に考えた方が良いだろう。その上でチャレンジする価値があると感じるのであれば、海外展開支援の助成金を利用したりコンサルタントや中小企業庁に相談するのが良い。
中小企業庁HP (http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/kokusai/index.html)
(3) 関税・輸出入許可の貿易障害
日本貿易復興機構 (JETRO)に相談するのが良い。自社商品は輸出可能なのか、関税がいくら生じるのか、発送手続きの手順 など詳しく教えてもらう事ができる。
日本貿易復興機構HP (https://www.jetro.go.jp/world/asia/cn/)
2019年の香港市場
日本は香港にとって世界第4位の貿易相手国であり、2017年の貿易額は総額480億米ドル以上だ。実際に香港でグローバルビジネス拡大を目指している日本企業は1,300社に上回っていることから、2019年も海外事業成功の足がかりとなりうる場所として選ばれるだろう。
私自身も法務、会計、コーポレートサービス、デザイン、マーケティングなどの知識を習得し、香港での着実な実績作りに努めていきたいと思う。
著者:吉田 顕二郎
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