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よく聞くけど「エッセンシャルオイル」って何?

 2020/08/18


エッセンシャルオイルという単語、一度は聞いたことがあるかと思います。 まず、サラダオイルやエンジンオイルとどう違うの?(後者はだいぶ違うだろ)という点についてです。 精油(せいゆ)またはエッセンシャルオイル(英語:essential oil)は、植物が産出する揮発性の油で、それぞれ特有の芳香を持ち、(中略)植物から留出することができる 出典:wikipedeia 精油 より

写真はイメージです そして植物から抽出したこの油を、アロマなどに用いて香りを楽しむわけです。 種類も様々で、レモンやグレープフルーツ柑橘、ラベンダーやローズなどの花、ヒバやクロモジなどの香木など、 実に多くのエッセンシャルオイルが存在します。 私たちレソンシエル ジャポンでもエッセンシャルオイルを取り扱っており、 2020年8月時点では30種類の商品を取り揃えております。

今回は取り扱い商品の中から、普段あまり耳にしない名称のエッセンシャルオイルを5点、ご紹介します。 1点目はミルラ。

甘くスパイシー、オリエンタルでスモーキーな心安らぐ香りが特徴です。 ミルラの歴史は古く、その殺菌作用の強さからミイラの保存、そしてキリストの埋葬の際にも添えられていたと伝えられています。 名称のミルラはミイラから来ているとも・・・。 和名は没薬(もつやく)、どこか神秘的なイメージを漂わせますね。 口内炎や歯槽膿漏にも効果があり、香りと実用性と雰囲気を備えたとても面白い一品です。

(ミルラの木 見た目もどこか神秘的です) 画像参照:www.nature-guidance.com 2点目はバルサムペルー。

南アメリカ原産の松の樹脂から採れる精油です。 バニラのような甘い香りがあり、不安や緊張を緩和する効果があります。 古くは中南米の先住民が風邪や気管支炎などの呼吸器系に用いていたとも言われ、 現在でも呼吸器系のケアに役立つ精油とされています。 価格も控えめでエントリーにも良いアイテムです。

(バルサムペルーの木 立派ですね) 3点目はパルマローザ。

フローラルとシトラスが合わさったような爽やかな香りを持つこの精油は、 多くの有用な効果を持っています。 主成分である「ゲラニオール」には防虫の効果があり、夏の天敵:蚊にも効果があります。 ディフューザーでお部屋全体に香るようにすれば蚊を寄せ付けません。 自分自身への効果としては、身体の免疫力の向上、 感染症の予防や解熱作用もあり、疲れが溜まっている時や、病気をした後の体力が少なくなっている時にはおすすめです。 他には気管支炎などの呼吸器系への作用、風邪の予防や食欲増進など多岐にわたります。 スキンケア商品にも使われることが多く、乾燥肌や脂性肌などの肌の状態を問わず、ハリや潤いを与える効果があります。 また、ニキビや湿疹といった、肌トラブルのケアにも殺菌・抗炎症作用を発揮します。 これひとつだけで十分過ぎるほどですね・・・。

(パルマローザ 意外にもイネ科なんです) 4点目はネロリ。

ネロリとは和名でダイダイ(ビターオレンジ)のことです。 橙色(だいだいいろ)という単語でお馴染みですね。 和名のダイダイは、一つの株に数年代の果実がついていて見られる特徴から、 「代々栄える」の意味で「ダイダイ」と呼ばれるようになったとされています。 また、花を咲かせるまでには4年程かかり、開花時期は5日程と大変短いため、花を採取する目的では栽培に時間がかかる貴重な花といわれています。

(ネロリの花 可愛らしくも鮮やかです) そして5点目は、ジャスミン アブソリュート。

ふつうのジャスミンとどう違うの? まずはジャスミンの説明から。 夜になると花が強い香りを放つことから、古代エジプトではジャスミンの香りを「媚薬」として使用していたそうです。 その魅惑的な香りは、皆さんもどこかで一度は経験していることでしょう。 後ろにつく「アブソリュート」についてですが、ジャスミンの花に含まれる精油成分は熱に弱いため、その抽出方法には一般的に使われる水蒸気蒸留法は用いられず、溶剤抽出法という方法が用いられています。 ジャスミンのアブソリュートは、原料に膨大な量の生花が必要となるため、非常に高価になります。 アブソリュートはきわめて濃度が高いため、強い香気を放ちます。

(ジャスミンの花 淑やかな外見とは裏腹な淫靡な香り) 花の歴史に思いを馳せながら、香りを楽しむのも豊かな時間の過ごし方です。 私たちがご提供するエッセンシャルオイルで、芳醇な香りの世界をご体験ください。

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